今私が行る場所は、真っ白でどこまで行っても果てしない空間だ。 君が前にいる。 私は、君の後ろにいる。 とても遠い距離 だから私の手は、君に届かない。 声も届かない。 君は、どんどん離れていく。 距離を永くする。 『行かないで』 そんな声が、外にこぼれる。 私を待ってくれない君は、 出会いを忘れてしまう。 後ろを振り返らない。 振り返らないのならば、