あいつと始めて逢ったあの日、俺があいつに一目惚れをした事は誰にも言っていない。
勿論、立花にも言っていない。
あの日、今から入学式だと言うのに中庭で膝を付いて何かを探している子が居た。
俺は「どうしたの?制服汚れるよ?」と声を掛けた。
するとその子は顔を上げ目を細め俺を見た。
その瞬間、雷にでも打たれたように体に電気が走り俺は動けなかった。
可愛い… なんて可愛い子なんだろう。
彼女は色白で瞳と髪はブラウンでふんわりウェーブのかかった髪、まるで天使の様に可愛かった。
「コンタクトを落としちゃって…」
「………」
「あの…」
「…え?…ああ…えーと全然見えないの?」
「はい…あの…掲示板見て貰えますか?」
「ああクラスね? 名前は?」
「立花亜美です」
タチバナツグミ。
勿論、立花にも言っていない。
あの日、今から入学式だと言うのに中庭で膝を付いて何かを探している子が居た。
俺は「どうしたの?制服汚れるよ?」と声を掛けた。
するとその子は顔を上げ目を細め俺を見た。
その瞬間、雷にでも打たれたように体に電気が走り俺は動けなかった。
可愛い… なんて可愛い子なんだろう。
彼女は色白で瞳と髪はブラウンでふんわりウェーブのかかった髪、まるで天使の様に可愛かった。
「コンタクトを落としちゃって…」
「………」
「あの…」
「…え?…ああ…えーと全然見えないの?」
「はい…あの…掲示板見て貰えますか?」
「ああクラスね? 名前は?」
「立花亜美です」
タチバナツグミ。

