4週間が過ぎた12月1日。
今日、立花が俺の家に来る。
父さんは友達の立花さんの見送りを兼ねて立花亜美を迎えに行っている。
母さんは朝からとても機嫌が良く今は鼻歌を歌いながらケーキを焼いている。
「翼、さっきから何やってるの?」
「いや、別に何も…」
「何もって? さっきから時計見ながらウロウロ家の中を歩きまわってるじゃない?」
「べっ別にウロウロしてる訳じゃないよ? 母さんのケーキがもうすぐ焼けるかなって思ってさ…」
「嘘つきー! 亜美ちゃんが来るのが待ちどうしいんでしょ?」
「違うわ! 待ちどうしい訳あるか!…」
「そういう事にしといてあげる。さっきよし君から連絡合ったからもう直ぐ着くと思うわよ!」
「あっそっ!」
素っ気なく言ってみたものの俺が落ち着かない事は母さんにもバレているようだ。
そりゃーバレるか?
これだけ自分の部屋を出たり入ったりしていればな…
でも立花に対する気持ちまでは気づかれていないと思うけど…
今日、立花が俺の家に来る。
父さんは友達の立花さんの見送りを兼ねて立花亜美を迎えに行っている。
母さんは朝からとても機嫌が良く今は鼻歌を歌いながらケーキを焼いている。
「翼、さっきから何やってるの?」
「いや、別に何も…」
「何もって? さっきから時計見ながらウロウロ家の中を歩きまわってるじゃない?」
「べっ別にウロウロしてる訳じゃないよ? 母さんのケーキがもうすぐ焼けるかなって思ってさ…」
「嘘つきー! 亜美ちゃんが来るのが待ちどうしいんでしょ?」
「違うわ! 待ちどうしい訳あるか!…」
「そういう事にしといてあげる。さっきよし君から連絡合ったからもう直ぐ着くと思うわよ!」
「あっそっ!」
素っ気なく言ってみたものの俺が落ち着かない事は母さんにもバレているようだ。
そりゃーバレるか?
これだけ自分の部屋を出たり入ったりしていればな…
でも立花に対する気持ちまでは気づかれていないと思うけど…

