亜美が病室を出るまで必死に本当の気持ちを抑えた。

だが、亜美の姿が病室から消えた途端溢れきた。

愛おしさ、辛さ、悲しみ、そして自分に対する怒り…

あらゆる気持ちと一緒に涙が溢れる。

「ぅ… ぅ… ぅぅ…」

声が漏れないように布団を頭まで被り泣いた。

亜美… ごめん…

亜美… 亜美…

亜美の事が好きだ… 今も変わらず好きだ。

なのに俺は君に辛い思いをさせた…ごめん…

本当は亜美を泣かせたくなかった。

けど… こうする事しか思いつかなかった…