私は右に木ノ下さん、左に清水さんに手を繋がれている。
「あ… ちょっと…」
「大丈夫だから!私達を信じて!」
「いやでも…」
恐る恐る付いて来たものの不安…
「さぁ着いたよ!」
多分会場のステージの上なんだろう。
皆んなのどよめきが聞こえる。
「亜美!なんて格好してるんだよ!?」翼の驚いた声。
そりゃー驚くよね?ってか怒ってる?
眼鏡を木ノ下さんに取られちゃったから何も見えない。
木ノ下さんに眼鏡を取られた後清水さんが簡単にメイクもしてくれた。
「ねぇ?やっぱり私の顔、可笑しいよね?メイクした顔は見てないの…」
「いや、めちゃくちゃ可愛い!俺、マジやばいから!」
「本当?」
「キスしたい!」
翼、マイク入ってるのに皆んなが居る前で何てことを…
するとキス!キス!キス!と会場から声が上がる。
翼は持っていたマイクを樋口に渡す。
そして翼は亜美の肩を引き寄せる。
「翼?」
「こんなに可愛いのに抑えれない。誰にも取られないように皆んなに見せつけないとな!?」
と、言って私の唇に柔らかい物が触れる。
すると会場からは羨む声が上がる。
そして
「さぁ!皆んなビックイベントの始まりだ!楽しもうぜ!メリークリスマス!」
樋口君の掛け声で会場からも
「「メリークリスマス!」」と声が上がった。
私は木ノ下さんから眼鏡を返してもらい掛けると皆んなの顔が鮮明に見えてかえって恥ずかしさが倍になった。
「さぁ!続いて告白するのは2年E組、石川君と水野君の登場だ!生徒会長に続いてラブリーな告白を頼むよ!?」と樋口君が面白可笑しく司会進行を続ける。
どうやら私達が告白タイムのトップバッターだった様だ。
「司会、樋口君に変わったの?」
「ああ、こういう事はあいつの方が得意だからな?俺達も楽しもうぜ!」
翼と一緒にステージを降りると皆んなから可愛いと言ってもらえ、一緒に写真をと言ってくれる。
翼は「男子とは写真取るなよ!」と叫んでいたがこうなるとそんな事は言ってられなくて、男女問わず沢山の人達と写真を撮った。
翼は林君が作ったソリを引くトナカイで写真を取られている。
「なんで俺がトナカイなんだよ!林!樋口!どこ行った!?」
と、怒りながらも皆んなのリクエストに応える翼。
翼も大変だ?サンタさんは沢山居るもんね?
頑張れ!翼!
アハハハ。大変な事もあったけど、こんな楽しいクリスマス初めて!

