翌朝、いつもより1時間も早く目が冷めてしまった。

気になって寝れなかったよ…

翼あれから資料作るって言っていたけど出来たかな?

翼の事だから大丈夫だと思うけど?…

せっかく目が覚めたんだから食事の用意先に始めておこう。

亜美はキッチンに行くとすでに美智は起きて食事の用意をしていた。

「おはようございます。美智さん早いですね?」

「おはよう。亜美ちゃんもでしょ?」

あはは… 確かに。

ダイニングではもう芳人さんが書類を見ながらコーヒーを飲んでいた。

「もしかしてあれ翼が作った書類ですか?」

「うん。そうよ」

「翼はまだ?」

「さっき迄起きて作ってたみたいだからギリギリまで寝かせてあげて」

「はい」

「亜美ちゃん、これよし君に持って行ってくれる?」

「えっ?朝からトンカツですか??」

「そうよ!昔から言うじゃない?勝負の時はトンカツを食べると良いって!テキにカツ!!ね?」

昔からっていつからですか?

それに敵って誰のことですか?

これ翼が見たら絶対に呆れなすよ?

「はいはい持っていってね?亜美ちゃんの分もあるからね?」

私の分もですか?…

「あはは…有難うございます」

私はどこにも戦いに行きませんけど…

「芳人さんおはようございます」

「おはよう」

「あの…お食事の…」

芳人さんは私の持ってるトンカツを見て苦笑いした。

「みっちゃん…」

ですよね?でも美智さんも応援してるんです。

「美智さんも私も応援してますから頑張って下さい!」

私は両手で拳を作り芳人さんにガッツポーズを作って見せる。

「アハハハ、これでは私も頑張らない訳にはいかないな?」

恭之助さんと美姫さんの為にも芳人さんに頑張って貰わないと

「はい。宜しくお願いします」