「ほら、手」
「・・・はい」
外で手をつなぐなんて今までしたことない。
こんな、恋人みたいなこと・・・。
そっか、手はセーフなんだ。
もっと早くに気づけばよかった。
「それと、これから敬語はなしな」
「え?」
「そろそろ完璧になくしてもいいだろ?時々なくなってるけど、完全に消えてないし。今だって敬語だった」
「く、癖で・・・」
「癖でも、俺たちは恋人なんだから」
真剣な顔でそんな事を言われ、胸が射抜かれてしまう。
かっこよすぎます、洋介さん。
「わかった!敬語なくす!」
「よし。じゃあ、行こう」
洋介さんは用意周到で入場券も用意してくれていた。
並んで中に入ると、洋介さんがテキパキと案内してくれる。


