背伸びして、キス



そして土曜日。
体育祭から1か月ちょっとブリに洋介さんに会える。

そのことがすごく私の幸せの糧になった。



「一華、お待たせ」

「洋介さん!」


家の近くまで迎えに来てくれた洋介さん。
窓を開けて笑ってくれた。
助手席に回り込んで乗り込む。

久しぶりの洋介さんの車。


あれ、そういえば・・・。



「洋介さん、最近タバコ吸ってない。車も、なんか臭いが薄れてる気が・・・」

「ああ、やめたからな」

「え!?やめたんですか?」



私の前でも平気でスパスパ吸ってたのに。
でも、やめたんだ。


「どうして?」

「どうしてって・・・。一華もいるしな」

「私?」

「どうしたって臭い移るし、副流煙の方が身体に悪いしな。俺も、健康の事考えないと」



そんな風に考えてくれたんだ・・・。