「ほんとはね、あいつ別の子が好きだったんだけど、軽く失恋してさ、傷ついてたところに私がつけ込んだの」
「つけ込んだって・・・。涼子ちゃん、武くんの事好きだったんだね」
「まぁね。結構前から・・・。言ってなくてごめん」
「それはいいよ。私、自分の事で必死で、涼子ちゃんの事気づけなかったんだもん」
でも、じゃあ涼子ちゃんが頑張ったんだ。
武くん、他に好きな人がいたけど、涼子ちゃんの想いに打たれたんだね。
「そっか・・・。よかったね、涼子ちゃん。私二人の事応援する」
「ありがとう」
にっこりと微笑む涼子ちゃんはとても綺麗で。
これか、恋してる女の子の姿なんだなって思った。
私も、こんな風になれてるのかな?
・・・元が違うからなぁ。
そう自分で考えてちょっとショックを受けた。
そんな時、アナウンスが聞こえ、体育祭の始まりを知らせた。


