背伸びして、キス



「でも、携帯気にしてたり、仕事抜け出したりしてたでしょう?無関係とは思えない」

「・・・」

「どうしたって、学生には社会人の責任とか仕事の事には理解は得られないでしょう?彼女だって辛いんじゃないかしら」

「なにが言いたいんですか?」

「それに、10も年下の子なんて・・・。まさか、一条くんがそういう趣味だとは・・・」

「工藤さんには関係ないと思いますけど」



ついイラッときて感情的に返した。
工藤さんはハッとしたように顔をあげる。



「すみません・・・。でも、俺の趣味とか、彼女の事とか、関係ないことですよね。プライベートまで指図されなくちゃいけないんですか?」

「そうじゃなくて、社会人としての責任とか・・・」

「わかってますよ。卒業までは手は出しません。てか、そういうの聞くのっていいんですか?」




確かに今回の事は、俺の自己管理の甘さだ。
でも、それと一華は関係ない。

そもそも、誰と付き合おうととやかく言われる筋合いはない。
例え、工藤さんが俺に対してどんな感情を抱いてたとしても。