「なんだ、親戚の子なんだ」
「彼女連れてくるのかなって噂だったんだけど違ったんだね」
「あ、あの・・・」
さっきのあの人の発言ですっかり私が親戚の子ってことになっちゃったの?
そんな・・・!
慌てて訂正しようと口を開いた。
「そうだよね、女子高生だもんね」
でも、その声に私は口を噤んだ。
女子高生・・・。
女子高生だから、親戚の子だって納得しちゃうんだ。
一条さんが女子高生である私と付き合うことは、あの人たちにとっては、考えもしないありえないことなんだ。
私が、高校生だから・・・。
“彼女かも”なんて思いもしないんだ。
「さっさと準備して焼きはじめましょ!」
その号令により皆が動き出した。
テキパキと準備が進められていく。
一条さんも、男の人に交じって力仕事を手伝ってる。
私もなにか・・・。
「あ、あの、私も・・・」
「いいのよ、こういうのは大人に任せて」
さっきの工藤さんにそう言われ私は立ちすくむ。
まるっきり子ども扱いだ・・・。


