流されたわけじゃない。 ちゃんと、想いはある。 大丈夫。 ―――――――・・・ 「海だぁ!」 日曜日。 夏休みに入ったという一華を連れて海にやってきた。 約束通り、デートをしに。 海はそこそこに人が多く賑わっている。 「海ですよ!一条さん!」 「ああ、そうだな」 はしゃいでいる一華を横目で見ながら、じりじりとした熱さに溶けてしまいそうだ。