背伸びして、キス



でも、少しでも一条さんが私を想ってくれてるってだけで私頑張れる。
もっともっと私の事知ってもらって、私の事好きになってもらいたい。



―――――あれ。




「で、でも!私、浮気は嫌です!」



ハッとして叫んだ。
そう言えば、昨日の彼女。





「ん?彼女?」

「だって、昨日の夜女の人とキスして・・・」

「あ・・・。あれは、彼女じゃなくて、会社の先輩。酔っ払ってて事故みたいなもんだ」




事故・・・。
大人の世界では、そんなこともあり得るんだ。
お酒の力ってすごい・・・。




「だから・・・ごめん」

「いえ・・・。違ったなら、いいんです・・・」

「うん・・・」




優しい瞳で私を見る。
一条さんって、こんなに優しかったっけ?


ドギマギしてぎこちなくなってしまう。