背伸びして、キス



「私、すぐに私の事を好きになってほしいなんて言いません。少しずつでもいいです。でも、私の事見てほしい」

「ああ・・・」

「好きです、一条さん。私、一条さんの事が・・・」





私の頭を撫でる一条さんの表情が、優しく綻んだ。
一瞬で目を奪われ、息をのんだ。




「お前みたいに、百パーセントの気持ち・・・とはまだ言えないけど。お前に惹かれてるのは確かだ」

「・・・っ」

「・・・付き合うか?」




トクン―――――




胸が、高鳴る。
今、付き合うって・・・。




「す、好きって言ってください」

「好きだよ」




夢、じゃ・・・ないんだよね。
一条さんが、私の事・・・。



いや、でも百パーセントじゃないって言ってた。
だから、私これから頑張らないといけないんだ。