(短編)運命の赤い糸の行先は。




「久しぶりだね、夏菜。」



「夏菜がさー、最近一緒に登下校してない理由知ってるぅ?」



「え?知ってるよ?部活、忙しいからだよね!」



夏菜は怒りを我慢している顔をした。



「なつ・・・・夏菜?」



「・・・・そーやって、ヘラヘラするなっ!!ホント目障り、夏菜の目の前から消えてよ!ウザイ!幼馴染みなんて思ったことないから。」



夏菜は・・・・ずっとそーゆー目であたしを見てたの・・・・。



そっか、そうよね。



嫌われていたなんて。



「あんたなんか死ねばいいのに。」



あたしの目の前が真っ黒に変わった。



「なつ・・・・な。」



「名前を気安く呼ばないでよ、あんたなんか大嫌い。あんたなんか・・・・「黙れよ。人間のクズが。」



涙が止まらなかった。



ずっと幼馴染みだと思っていた子に裏切られ、幼馴染みが幼馴染みを助けた。



嬉しい半面悲しい。