(短編)運命の赤い糸の行先は。



【好きなのは・・・・。】 伊織side




「はぁ、はぁ。」



幼馴染みなのに、ずっと一緒にいたのに。



俺は夏菜しか見ていなかったんだ。



だから、萌琉を傷つけてしまった。



萌琉の気持ちに気づいてやれなかった。



萌琉、何処にいるんだ?



謝らなきゃいけないんだ。君に。



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..




「ひっく、ひくっ・・・・」



屋上で誰かが泣いている。



よく見てみると・・・・



萌琉。