(短編)運命の赤い糸の行先は。




「離してくれる?俺行きたいから。」



「夏菜の気持ち気づいてない?」



は?気持ち・・・・?



その瞬間、俺の視界は、真っ白になった。



それと同時に唇に何か柔らかいものが触れた。



「夏菜、好きだったんだよ?月希のこと、ずっと。」



キス・・・・してしまった。



好きでもないのに。



「俺は好きじゃない。」



俺は夏菜を置いて、萌琉と伊織を追いかけた。