一部屋九人。全員角刈り。。。

必修クラブは全員強制だが部活は違う。


案の定バレー部は相当楽しかった。

入部してる人間は男も女もバレーがしたくて入ってるわけではないし。

練習は合同で話す機会も当然あれば、触れ合う機会もある。

女子バレー部のキャプテンは、柴野さんと言う僕と同じ年で、太ってはいないが、背が大きく、鼻の穴も大きいワハハ本舗系だったが、18歳なのに、まるで35歳くらいのリーダーシップを持った女性で、恋愛対象にはなるわけがないが、気が合った。

やはり僕の狙いは

安田いずみ。


安田いずみは可愛かった。

バレーボール練習中にも。
僕にしか見せない笑顔も何回も見せてくれたような気がする。

そして、ある日。。。

僕は安田いずみから練習後に、こっそり声をかけられたのだった。

それは、体育館の出口の所で起こった僕にとっては一大イベントだった。

安田いずみは照れ臭いのか、隣には女子のキャプテンで鼻の穴の大きい柴野がいたのだが。。。

「次の日曜日。何もなければ、遊びに行かない?」


その瞬間、僕は。。。


チンチン立った。