冷徹な君が振り向くまで。



しばらく先生のお説教を黙々ときいていると
キーーと扉を引く音が聞こえた。

「遅いじゃないか青木。」

「暇じゃない」

「お前も立花も勉強する気があるのか!」

龍成の態度にまた怒りのスイッチが入った
この先生。

も〜〜〜〜龍成余計なことしないでよ〜。

「先生、ほんっっつとにごめんなさい。次の授業は寝ないって約束します!青木くんも約束します!」


「本当か?」

「はい。ね?青木くん。」

「.........」

合わせて。とでも言うように
視線を向けているのにこの巨人男(幼なじみ)は全く気づきもしないで、だるそうにボーーっとしている。

「ということで、先生。ごめんなさいまたあしたね!」

逃げるように、資料室から出てきた。