「なるほどねぇ......やっぱりしょうって人好きだったんだ」
「うん......」
昼休み。
私と琉璃ちゃんは私の席でお昼ご飯を食べながら話していた。
「しょうくんも、名前は本名じゃなくて?」
「あ、うん。秋翔っていう名前だけど翔をとってしょうって呼んでる」
「じゃあ、秋翔くんって言う」
琉璃ちゃんはパンを口に頬張りながら「急にしょうなんて、馴れ馴れしいもんね」と言った。
なんか、リスみたい。
「なぁに笑ってんの?」
「だって、琉璃ちゃん......っリスみたい」
ツボってしまって、ご飯が食べられない。

