四季のいたずら



「ねぇ、美桜ちゃんってさくらって読むのに、なんでおうって呼ばれてるの?」



「んーとね、私に3人幼なじみがいて、その人たちには美桜の桜をとっておうって呼ばれてるんだ」


「そうなんだ!良いなーなんか特別って感じ」



「私も......」そう小さな声で呟いた琉璃ちゃん。


私は「ん?」と訊き返す。



「私も、おうちゃんって呼びたい」



少し頬を赤く染めて、琉璃ちゃんは言った。



「......もちろん!!」