「ッ!…」

痛そうに顔を歪める。

でも、黙ったまんま。

「アンタみたいな浮気者なんか一生浮気していつか女に刺されちゃえばいいのに。
さよーなら。もう一切関わらないで。
あんたの顔なんか死んでも見たくないから。」

「おい!待てって!」

後ろから声が聞こえるけど無視。

走って走って走り続けた。

けど、あいつは止めたくせに追いかけては来なかった。

知らない公園に入り、こらえてた涙が溢れ出る。