その日の夜、私はこっそりと布団にもぐって直也にメールを送った。 『ねぇー、直也? なんでそんな付き合ってるのバレるの嫌なの? ちょっと寂しいなぁ。』 ...まぁ、私にしては頑張ったほうだろ。いや、めっちゃ頑張っただろ。 別に告白するわけでもないのに、異常に震える手を抑えながら送信ボタンを押す。