あなたを愛して





ーーー中3の春ーーー


私には、好きな人がいた。

その人は凄く身長が小さくて、165以上あった私とは姉弟くらいのさがあって、いつも周りの人からバカにされていた。

私の名前は大木彩果(おおき さやか)。

彼は、泣き虫でちょっと繊細な人で、私はよく慰めていたんだ。

中2のクラス替えで初めて交わした会話は

「小さいね‥笑」

「セクハラだぁーーっ!」

と言う変な印象しか残らないようなもの。


そして、中3になってすぐのこと。