あなたを愛して




「え、なに図星なん?」


その言葉に私は、何も言えなくなってしまう。



「ぜ、ぜんっぜん図星じゃないし!」


「ふーん」


にやにやと笑う秋葉。


くっそ、ムカつく。



そこに


「秋葉ぁーー!」



可愛らしい1人の女の子が駆け寄ってきた。


「胡桃‥」


その瞬間、秋葉の顔が変わった。



「どうした?」


「今から競技でるんでしょ?頑張ってね!」


「せんきゅ」


そう言って秋葉は胡桃ちゃんの頭をポンポンと撫でた。



2人は、恋人。


秋葉は、胡桃ちゃんと喋る時の顔が私の時と変わる。まさに彼女扱いだよ本当に。



‥良いなぁ。