負けるな、俺はホーリーナイトだ。



たとえ、この足が千切れようとも。



俺は、ずっと走り続ける。



見えた、あの家だ!



かつて写真で見た、白い家。



「ありがとう、ホーリーナイト………」



手紙を読んだ恋人は、涙を流しながら俺の頭を撫でてくれた。



「ニャー……」



そして、バタリと、俺は倒れ込んだ。