ホーリーナイト

この笑いは、いつになく嫌な気がする。



なあ、お前は気づいてたんだろ?



なんせ、自分の体なんだからよ。



ガタンと、大きな音がアトリエである山小屋に響く。



『おい、平気か!おい!』



あいつは口から血を吐き出し、机から倒れていた。



「これを、これを……」



『もういいから、喋るなっ!』



俺は一生懸命に、あいつの命を延そうとした。