ホーリーナイト



それは、黒き幸。



聖なる夜。



そして、聖なる騎士。



立派な白い家の庭には、小さなお墓がひとつ。



それは、彼の生きていた証であり、彼の騎士としての人生でもあった。



〈ホーリーナイトは、黒き幸だから〉



彼は今も、ここで静かに眠り続ける。



彼の親友と、共に。