でも、まだ誰にも言ってない。

芹那にも春翔にも…


なんか言えないんだ。


1番信頼しているはずなのにね。





「…か、星夏!!
ちょっと大丈夫?!暑さにやられた?」



「あ、ごめん。ぼーっとしてた。」



「ならいいけど…
ほら、お昼食べるよ!」



「はーい!
ん?あれ?陽向と春翔は?」



「あぁ。呼び出しだって…。
女子から。」



はぁ。っとため息をついて芹那は言った



「そっかー、先に食べよっか。」




平然を装ってるけど、心の中はモヤモヤ


陽向は、実際モテる。

頭もよくて、運動もできる。
顔も整ってるし。


もしかしたらもう彼女いるかも?

とか不安になるときが度々。