本世界

 しばらくすると視界が明るくなっていき、下りきるとあたり一面、白い花で埋め尽くされていた。



 「きれー…。」



 「でしょ。」



 (ん!?)



 「ふふっ。これ全部私が育てたのよ。」



 「そ、そーなんだ。で!君は誰だよ!どこにいるんだ!?」



 辺りを見回しても誰もいない。



 (空耳だな。きっと。)



 バサッ



 「ちがうわよ。ここにいるわよ。ここに。」



 「うわっ!?」