日が決して当たることのない遺跡……
「いくぞ、来い」
名も無き戦士と魔導師の私。
私は気がつけば、ここに居た。
「はい!」
口の無い無言の敵は、魔物を呼び、私たちに戦闘を仕掛ける。
「こんなの余裕だ、さりな」
名も無き青年の戦士は、私の名を知らないはずなのになんで……!
疑問を浮かべる暇もなく、魔法を使っていった。
戦士は剣を持ち、魔物をさばいていく……
その姿に魅了されながら、業火ともいえるほどの炎を飛ばしたんだ。
魔物は強く、死ぬほどではないが多少苦戦する。
戦士任せの私はただ、攻撃するほかなかったのだ。
魔法陣を書き、強力なまじないを使って
やっつけていった。