埋もれ、息も出来ないくらい。

飲み込まれた私は──────…

朝になれば普通に目を覚ますことが出来た。

ジリジリと照らす暑すぎる太陽。
歪んだあの夜は何処に行ったのだろうかと思うほど……。

目を覚ませば生気を奪われるくらい暑い世界
その世界を閉ざそうとまた目を閉ざすがここはもう現実だから──────…。

閉ざそうにも無駄と言える。

また目を閉じ、また目を開け……

先に見えたのはオアシスだったのだ。

生気を奪われるかと思いきや、救ってくれたのは、青い空が鏡みたく映る蒼い水でした。

その水たまりの鏡で顔を見れば、私は美しき顔になっていました。

目指すは頂上

永遠の美しさが欲しいと誰もが望む砂漠のディーバ。

          おわり