なんてこった。信じられない。


どうしてこんなことになったのかも、全くわからない。


とりあえず学校にいって、みんなに報告しよう……私がひとりでぐるぐる考えていてもどうしようもない。


そう思いながらも、私はしばらくベッドの上から動けなかった。


俊くんとのやりとりを意味もなく見つめて、ひとりでずっとドキドキしていた。








「つ、付き合うことになったーー!?」



教室で昨日の顛末を説明すると、璃子が目を見開いて叫んだ。


慌てて璃子の口を塞ぐ。クラスメイトたちがなんだなんだとこちらを見てきた。


「声デカイっつの!」

「ごべん」


口から手が離されると、璃子はハァと息をついて、「なんでそんな面白いことになってんの」と今度はニヤニヤし始めた。