『そ、それは……あんたみたいなギャルは、だいたい三谷くんのことそういうふうに見てるから……!』
『他のギャルは知らないけどさ、私を選んでくれたのは俊くんだから。ていうか、俊くんの気持ちも聞かずにこんなところで絡んでくる人たちが、俊くんに合ってるとは思えないんだけど?性格悪いのどっちだよ』
『……っ、ウザ……!』
『お、お客様~! お手洗いは他のお客様も使われますので……』
女子高生たちがヒートアップする直前、先輩が間一髪で声をかけたため、その場はお開きになったという。
佳菜は『すみません』といたって平気そうな顔で席へ戻っていったが、ずっと黙っていた女の子はまた泣き出してしまったそうで。
「泣いてる子は相当ショック受けてるみたいだし、他のふたりもますます怒ってるし……一応、伝えといた方がいいと思って。まあでも、俊くんの彼女さんはけっこうメンタル強そうでよかったね」
「…………」
“メンタル強そう”か……。



