彼氏の好きなヒトになる方法



「一回会ってみればいいじゃん」と文句を言うサトシと別れ、俺は帰り道を歩いた。


さすがサトシの女友達だ。みんなノリが軽そう。


ただ、そのうちの一枚は、派手ではあったけど楽しそうに笑っている無邪気な女の子だった。


サトシの女友達が言うには、その子はもうすぐ失恋予定……らしいけど。


失恋予定ってなんだ。まだ失恋してないのか?してないのに彼氏欲しいの?


俺には女の子の考えることはよくわからない。


女友達もろくにいないし。そんな俺が他校に彼女を作るなんて、なんか無謀な気がする。


俺はただ、平穏に過ごしたいだけなのに。


なんだか変な方向に向かっている気がするなと考えながら、通学路の途中にある公園内を歩いた。


この公園はアーケード街の近くにあるものの、小さいからか人がほとんどいない。


アーケードの方は学生だらけで騒がしいから、あまり好きじゃない。避けて通るようにいつもこの公園を突っ切って家に帰っている。