だから頑張ったとしても、俺の気持ちが無かったらやっぱり数ヶ月で終わる。
長く続けるには、やっぱり"その子"が必要なんだ。
俺が好きになれる女の子が。
「……まあ、とりあえず会ってみろよ。ちょうどさ、他校の女友達から男紹介してって言われてんだよね」
「え……いやでも、付き合うかどうかは……」
「だから会ってみるだけだって。他校だからその後気まずくなることもないじゃん?会ってみて、無理そうだったら終わり。簡単だろ」
こいつはすぐ『簡単』って言う。俺にとってはめちゃくちゃ難しいのに。
早速その女友達とやらに連絡をしているのか、機嫌良さそうに携帯を操作するサトシ。
彼を横目に、俺はなんだかなあと思っていた。
……我ながら、最低なことしようとしてる。
好きになれないのに、彼女を作ろうとするなんて。
*
その後、早速サトシの元に届いた女の子の写真を見た。
三人くらいの写真をそれぞれ見て、どの子もなんだか派手で話も合わなそうだったので断った。



