「え、それ………最低じゃない?」
「うん。まあな、最低だわな。けど好きになれる女の子がいないのに彼女は欲しいっつったら、それしかないだろ」
「……そう、か………」
それしか無いのか。
でもそんなの、結局同じじゃないか?
好きでもないのに付き合って、結局またフラれるだけなんじゃ。
考え込む俺の肩に、サトシがぐいっと腕を回してきた。
「んな難しく考えなくていいんだよー。他校なら、無理に毎日顔合わせなくてもいいし。テキトーに放課後会って、テキトーに休みの日にデートしてあげれば数ヶ月は続くよ。たぶん」
「……….数ヶ月じゃ、今までと変わらないよ」
「長く続けたいんなら、お前が好きになれる子じゃないと無理だろ。諦めろ」
「……………」
自分の都合で利用して、適当に付き合うのはさすがに気が引ける。



