彼氏の好きなヒトになる方法



私は俊くんとお出かけできるならどこでだって楽しめるけど、今日のデートはなんだかヤバイ気がする。ドキがムネムネでワクワクが止まらない。


この最高のデートのはじまりをそこら中の人に自慢したかった。


私たち今日で付き合って2ヶ月なんです!困ったことに私の彼氏ったらどんどんカッコよくなるんですぅ!







そんなわけで、私と俊くんは仲良く手を繋ぎながらショーの場所まで歩き出した。



はああ、隣の彼氏かっこいい。


手を繋いでいるからか、なんだかいつもより距離が近い気がする。


さらには今日は8センチヒールのウェッジソールを履いているので、俊くんの綺麗な顔までいつもより近い。


メロメロになった私がアホみたいに俊くんを見ていると、照れているのか呆れているのか、微妙な顔をした彼が前を向いたまま「……佳菜」と言った。



「俺ばっか見なくていいから。ホラ、そこにデカい水槽あるよ」



言われて彼が指差した方を見ると、床を無くして下の階まで突き抜けている巨大な水槽があった。