色々複雑な気分になりながらも、放課後、私たちは瀬戸先輩たちと遊ぶことになったのだった。
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放課後、瀬戸先輩たちと校門前で待ち合わせして、駅前へ行くことになったんだけど。
瀬戸先輩のお友達として、男子の先輩がふたり、女子の先輩が三人来ることになった。
もれなくイケメンと美女だから、璃子と晃はデレデレである。
隼は美女のひとりに気に入られてすごい言い寄られてゲンナリしてるし。お前ほんとになんでついてきたんや……。
で。
問題は、私の隣。
なぜか瀬戸先輩が私の横を陣取って離れようとしない。
街を歩いていると、顔面偏差値高い人々が集まってるから人目を引くんだよね。
その中でも瀬戸先輩は格好いいオーラが凄まじいから、先輩が歩けば女性が振り返る。
すなわち、隣を歩いてる私にも視線が飛んでくるんだよな。



