よくわからないままついていくと、コンビニの前で「ちょっと待ってて」と言われた。
俊くんはコンビニの中に入っていく。
えっ……何?どうしたの?
混乱しながら待っていると、3分も経たずに俊くんが出てきた。早っ。
「あげる」
そう言って、コンビニの袋を差し出された。えっ……?
受け取って中を見ると、今までコンビニに行くたびに私が好きだと言ってきたものたちが入っていた。うさぎチョコもある。
「食べて。とりあえず落ち着いて」
顔をあげると、いつも通りの顔した俊くんが私を見つめていた。
私がパニックになってたから、買ってきてくれたの?
「………ありがとう……」
なんか涙出そう。私の彼氏やさしい。私が好きなもの、ちゃんと覚えててくれた。嬉しい。



