彼氏の好きなヒトになる方法




すべては昨日。俊くんに『(たぶん)好き』だと言ってもらい、改めて付き合うことになった。


あのあと、ふたりで街中歩いたし。前行ったアイス屋さん行ったし。これで調子に乗らないでいつ乗るんだよ。




「ヘラッヘラ浮かれやがって」



そう思っていたのに、移動教室の途中、隼はあろうことかそんなことを言ってきた。


立ち止まって、横を歩いている隼を睨む。隼も立ち止まって、見返してくる。


「……アンタはさ、この前からなんなの。私に個人的な恨みでもあるわけ」

「別にぃー」

「……………」


超ムカつくんだけど!