彼氏の好きなヒトになる方法



ーーキーンコーン……。


4限の終わりを告げるチャイムが鳴って、ついに昼休みが来た。


璃子とマナミがお弁当を持って私の机へやってくる中、私は早速携帯の電源を入れた。


ふたりが不思議そうに見守る中、私はドキドキしながら、トークアプリを開く。


俊くんとのトーク画面を開いて、出てきた文章は。




『話したいことがあるから、明日の放課後、いつもの駅前に来て。待ってる』




……『待ってる』って。


決定事項なんですか。私の返信を仰ぐ感じの言い方じゃないよね、これ。


いつもなら、こんな強引な誘い方しないのに。


『明日の放課後空いてる?』って、毎回聞いてくれるのに。



……もし私が行かないって言ったら、どうするの?



「………………」

「なーに?ダーリンから?」


マナミが首を傾げて、おどけたように言ってくる。


「……うん……」

「おっ、デートのお誘い〜?」


璃子はすでにお弁当を食べながら、わくわくした様子で聞いてくる。


でも、その目がなんとなく、私の表情を伺っている気がした。たぶん心配してくれてるんだ。