親友終了日

自分が翼を想うように、翼も自分を見てくれていると、心のどこかで期待していた。


信じていた。


いつか、私を好きだと言ってくれる日が来ると。


二人仲良く、手を繋いで、ずっと傍にいられると。


私は、翼に表情を見られないように、夕日の方を向いて、言った。


「……良かったじゃん。告白、嬉しかったでしょう? おめで、と…う……」