「でもさ、私去年に比べたら寝てなくない?」
これでも頑張って起きてるんだからね?
社会だけだけど♡

「"でも" って言わない!!授業中は寝ないで勉強する!って去年も言ったよね?!」

うん言った。確かに言ってた。

「でもさー?ぶっちゃけ私にはいらなくない?」
そう言うと松ちゃんは苦笑い。

だって聞いてなくても分かるし……ねぇ?

進路指導室には私と松ちゃんしかいないから
愚痴が出るわ出るわ。もうあれだね、愚痴のオンパレード!

そして生徒としてあるまじきのタメ口!
松ちゃんってホントに先生なのか疑いたくなるほど友達感あるから仕方ないよね。

「だってちゃんと"いい点数"取ってるじゃん」
「だからだっつーの!」

はあぁーと長いため息。ご苦労さまですー。


「お前さぁ〜常にテストで95点以上取ってて、
模試でも上位なのに態度があれだから叱られてんの!分かる?ねえ分かってる?」

「いい加減学習しろよおお俺指導したくない。めんどいのキライ」と、机に突っ伏した。

うん、なんかごめんね松ちゃん。