僕は豆太郎。 チワワという種族らしい。 目が覚めると、僕はここにいた。 目は見えないけれど、匂いがした。 暖かくて、優しい、僕のママの匂いが……。 それから、僕の兄弟の匂い。 僕らは皆、 「ママ…ママ……!」 って必死に鳴いていた。 僕と兄弟はママの側まできて、一生懸命ミルクを飲んだ。 「いっぱい飲んで、大きくなりなさい。」 ママの声は優しく、僕の頭に響いた。 ママは暖かくて、兄弟も優しくて、ミルクは美味しくて、生まれてきて良かったってそう思った。