茉莉花茶

それから時は流れ、俺にもまた、
運命的な出逢いは待っていて、
もう彼女の事を思い出す事は殆どなくなった。

だけど、
今でもジャスミンの香りを嗅ぐと、
ふと、あの陽だまりの様な笑顔を思い出して、切なさに酔う。


『…忘れないでね。』


それは、ずっと呪いで、
今では大切な宝物になった。


(終)