「誰?」
「誰?」
「キミは?」
「ねぇ」
「……」
声が聞こえる。四方から、近く、遠く。様々な所から。
「誰?」
「お1人?」
「遊ぼうよ?」
「……」
ぼくはしゃべれない。見れない。聞く事と感情を表すことしかできない。ただのゴミ。体が存在していない。光の存在。そんな奴にわからない奴らが話しかけてきてる。
「キミは……きっと……」
聞き取れないよ。でも、なんか懐かしい声。
そして、真っ暗な世界に着くとぼくの光は消えていった。
「さようなら。ぼくという存在」