ルーン記

【現実】
「でもわかったことは、アテナとはまだまだ会えないという事と、ミリアはどこか子供の多い所にいる事。それに、バラバラになってもせいぜい数100km内には家族がいる。アテナは子が出来ていた。育児があるだろうしあの屋敷からは出るに出られないだろう。問題はミリアだな。子供が多い程、厄介だ。私達が能力者であると知られれば化け物扱いだ。人という生き物はそう。人を蔑む。いつもだ。ミリアには被害を出したくない。早く見つけなければ。子供が多い所といえば、学校…学校以外と言ったら学童だったり?だが、ミリアの顔立ちから考えると学童は小学生の低学年程か。行けるわけがないからな。だとすると……孤児院?孤児院だとすれば様々な理由で子供が集まる。問題持ち達がな…そうなると余計に厄介かもしれないな…街にでも行きたいが飛んで行くにせよ騒ぎになりかねない…徒歩が今は望ましいがここまで森の中だと……」
と、私は辺りを見回した。
「透視の力があれば…どこに何があるくらいわかるものなんだが……」
と、途方に暮れると覚悟しつつ歩き出した。