しんぷるな好きをあなたに















「 え!! 胸が痛い?!嘘、大丈夫!」






無事、入学式も終わった帰り道
自転車を走らせ紗枝に胸の高鳴り話をしようと「胸が痛くてさ…」と言ったのがダメだったのか?紗枝がびっくりして急ブレーキをかけた。











「 自転車乗ってる場合じゃないよ!! 」



「 あ、あー、違う違う!! 」



「 え?何が違うのよ?! 」



「 えっと…そのー、あのさ… 」









モジモジ子になっている私に明らかイライラしながら「なに?なんなの!?」と紗枝がウズウズしていた。











「 実はね…ーー 」









紗枝に聞いてみた。



目が離せなくてずっとドキドキした…動けなくて胸が痛くて苦しくて顔が熱くなってきちゃった…











私……心臓悪いのかな?










って内容を真剣に。