「 いっちゃん、人を好きになるってそういう事なんだよ? 」 紗枝の言葉にまた胸が波打った。 紗枝はにっこり満面な笑みでペダルに足を置いて踏み出した。私も紗枝の後に続いて走った。 「 やっといっちゃんにも恋愛できる時期がきたんだねー 」 「 や、だから、まださ〜 」 「 一目惚れも立派な恋愛のスタートラインなんだよ?ふふ、素敵♡素敵♡ 」 「 だーかーらー、、、 」